生みの親より育ての親

何十年も中国人として生きてきた残留孤児たち、育ててくれた養父母との絆は固いようです。

長い人生の中での絆

生みの親より育ての親

よく産院での取り違え事件のドキュメンタリー本などを読むと、大抵の場合最終的に「生みの親」ではなく「育ての親」との同居を望むことが多いようですが、何故なのでしょうか。「血が繋がっている」という事実よりも長年愛し育ててくれたという現実の方がきっと重いのでしょう。

中国に残された人々の風貌、いでたちなどを見ると根っからの中国人に見えてしまいます。昔狼少女といって、狼に育てられたために4つ足歩行し、飲食も手を使わず舌で行うと言った少女の事例が紹介されていました。この事例は信憑性がないという結論に終わるのですが、生みの親より育ての親という諺があるように育てられた環境は、その人の人となりを形成するのに重要な割合を示します。

せっかく日本に帰ってきても、日本語すら満足に使えるようにならず、生活保護を受けひっそりと暮らしていく、そんんな残留孤児の方は、日本に帰ってきてももしかしたら中国が恋しくてならないのかもしれません。

ただ庶民層の暮らしぶりが若干良いと言うだけで、彼らにとって単一民族であるはずの祖国は、多民族の大陸よりも暮らしにくいところであったりします。それは日本人の特性にもよるのではないでしょうか。日本人は赤の他人の困窮した状況を目の当たりにしても案外見て見ぬ振りをするような気がします。

もしあなたの側に一人暮らしで日本語を上手に話せないがために、生活保護を受けざるを得ない中国残留孤児の方がいたらどうしますか。何か力になってあげようと考えられる人は一体何人いるのでしょうか。

メニュー

Copyright (C) 2010 中国大陸に残された日本人 All Rights Reserved.
子供新聞